キャブレターなんて過去の遺産?インジェクションとは違うハーレーのキャブレターについて

2018-10-29

・キャブレターとは
簡単に説明するとエンジンに燃料を供給するものです。
ガソリンタンクに入っているガソリンはホースでキャブレターに繋がっていて、キャブレターでガソリンと空気を混ぜ合わせます。簡単にいうと霧吹きのような仕組みです。
霧状になったガソリンがエンジンの爆発を引き起こす。。

キャブレターは、気温や湿度などの環境変化により適正な混合気を作ることが出来ず、加速しなくなったり、アイドリングが安定しなくなり吹き上がらない、エンジンストップなどの症状を起こします。
しかしキャブレターの調整が出来れば環境変化への順応はもちろんのこと、始動から発進、加速においても肌でパワーアップを感じることが出来る。
エンジンの性能をも最大限まで引き出すことがキャブレター最大の醍醐味だといえる。

・インジェクション(FEI)とは
そんな中2007年よりハーレーはキャブレター式からインジェクション方式になった。
今までエンジンの負圧(エンジンの吸い込む力)を利用したり、キャブレターにより様々な方式があるが。
インジェクションは電子制御により、コンピューターが気温湿度などの環境状況。エンジンの温度などを察知して効率のよい燃料を供給をすることができるようになった。
そのためいつでも始動ができ、トラブルも格段に減ったとされている。

その反面。今までキャブレターの醍醐味である乗り味、アイドリングなどがなくなったと多くのハーレーファンがハーレーらしさがなくなったという声も上がっている。

キャブレターの方式は

・負圧式・可変ベンチュリー型【CV、SU】
・固定ベンチュリー型【S&S E、B】
・強制可変ベンチュリー型【HSR、FCR】

負圧式・可変ベンチュリー型【CV、SU】

CVキャブ

CVキャブとよばれるもので、多くのバイクの国産車に純正採用されているのがこのキャブレターである。
またハーレーにも1988~2006年まで純正に採用されていた。

エンジンからの吸い込みを利用しベンチュリー径を変化させるキャブレターです。簡単に言うとベンチュリーをしぼめることで空気の流速を増加させて、低速時のガソリンの量を自動的に制御することができる。
負圧を利用して効率の良いガソリンを供給することができるキャブレター。
なのでスロットルの開け方に関係なく、必要に応じて調整しガソリンを供給することができ。とても高性能である。
ただし、スロットル操作に対するレスポンスは負圧の影響を受けるのでちょっとした時差が生じる。
気温状況やスロットルワークの苦手な初心者でも扱い易く、エンジンにもやさしいのだが、少し物足りないとされる。

SU(PRIMO/RIVERA)キャブもCVと同じ仕組みの負圧式可変ベンチュリ―型のキャブレターです。

SUキャブ


仕組みが古く、昔のミニクーパーの純正キャブとしても使用されていることで有名です
ハーレーの純正CVキャブSUキャブが違うところはCVキャブには加速ポンプ(スロットルを早く開けた時に一時的にガソリンの量を増やす)が搭載されていて、SUキャブにはない。
CVキャブの元祖的な作りをしていて、速さを求めるキャブではないので独特なフィーリングがいまだに好まれる。またキック始動のハーレーととても相性がよく、アイドリングの安定間もある。
PRIMO/RIVERAの製造が止まっているのか、今は非常に入手しづらくなっている。

固定ベンチュリー型【S&S E、B】

S&SsuperEキャブレター

一言でいえばアメリカ!といえるキャブレターである。
その中でも人気のあるものがS&SsuperEキャブレター。
一番の特徴は他のキャブよりも圧倒的に大きい口径。またジェットニードルがなく、スローとメインの間を加速ポンプで補っているようなイメージが良いかと思う。
この二つの特徴から強力な鼓動感と爆発力を生み出します。
低速域から中低速域へのパワー感は他のキャブレターでは味わうことが出来ず、一番ハーレーにあったキャブレターかと思います。
パンチ、トルクを求めている方にはぜひおすすめしたい。
筆者のエボ、ショベル共に装着しており独特パワー、ドコドコ感が病みつきになっており他のキャブに変えようとも思わない。

強制開閉ベンチュリー型【HSR、FCR】

HSRキャブ

一番の特徴はスロットルとバルブが一体となっている。
低回転から高回転までパフォーマンスを引き出すことが出来る、空気量、ガソリン量ともに細かな設定ができるとされている。

HSR(MIKUNI)キャブレターはハーレー専用として開発されたキャブレターである。

FCR(KEIHIN)キャブレターはフラットシーアールの略でKEIHINが作ったレーシングキャブレターである。
バルブがフラットな構造をしており円筒のバルブだと混合気の流れが悪くガソリンが濃いまま吸引されやすくなります。それをフラットバルブ+キャブ自体に傾きを付けている。
更にフラットバルブの弱点である張り付きの対策もされていて速く走るには最強のキャブレターだと思う。
細かな調整が利くため非常に優秀です。ただし調整できる箇所が多いため、ある程度の知識を必要とします。

大きく分けて人気のカスタムキャブレターはこの4つで
SUキャブ、S&SSuperE/Gキャブ、HSRキャブ、FCRキャブぜひみなさんにあったキャブをセレクトして、より楽しいハーレーライフをエンジョイしていただきたい。

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