ハーレーのエンジンオイル -オイルの役割と種類について –

2019-08-19

エンジンオイルとは

・金属の摩擦、抵抗を減らしてスムーズなエンジンの動きのサポート
・ピストンとピストンリングの隙間で気密性を保つ作用がある
・エンジン内の燃焼によりできた汚れを落とす洗浄効果
・熱を吸収して放出し冷却効果がある
・錆や腐食から守る

この中でハーレーにとって非常に大切なのが
スムーズなエンジンの動きと冷却効果、オーバーヒート対策です。

まずハーレーは空冷のエンジンで
空冷→エンジンに風が当たって冷える。
水冷→ラジエーターがついていてクーラントという冷却水がはいっている。
冷却水はエンジン内のウォータージェット(水路)を通って冷やす。

ラジエーターのないハーレーはオイルでの冷却効果を高める必要があります。

オイルの表示に関して

オイルの缶に
20W-50
などの記載を見たことありませんか?
ここの数値は
20→低温時の粘度
W→winterの略
50→高温時の粘度
を意味しています
低温時の粘度は
0W~20W→数字が小さいほど粘度が低い
20~60→数字が大きいほど粘度が高い

・低粘度のオイルは低温での指導性が良く燃費が良くなるといわれています。
しかし一方ではエンジンの保護性能は弱い

・高粘度のオイルは高温でもエンジンを保護し、エンジンの静音効果が高いというメリットがありますが反面燃費が悪くなるという欠点もあります。

ハーレーは20W-50が推奨されています。
ただエンジンによっても変わるし、季節によっても多少かわるのであくまで基準として考えてください。

オイルの種類は大きく分けて3種類

鉱物油

一番安価で原油から不純物を取り除いたものとなります。
劣化が早く、酸化もしやすいです。
オイル添加剤などをくわえて使用するのがお勧めです。

化学合成油

その名の通り科学的に合成されたオイルです。
エンジンの洗浄効果を高めるための添加剤が含まれていたり、熱に強く、酸化しにくい特性も持っています。
非常に優れているのですが、値段が高いですが高年式のハーレーには一番お勧めのオイルです。

半化学合成油

鉱物油に化学合成油を混ぜたものです。
メーカーによって比率は違いますが20~30%程度の化学合成油が混ぜ合わせられています。
鉱物油の劣化や酸化を補うために化学合成油が混ぜられているので、鉱物油よりもちろん値段は高くなります。
化学合成油より熱に関しては弱いので、夏場は化学合成油、冬場は半化学合成油という使い分けも有かもしれません。

ハーレーにはどのオイルがいいの?

化学合成のオイルが性能が良いのは皆さん分かったと思うのですが。

実は旧車には化学合成のオイルは向いていないのです。
まず旧車のエンジン内ではピストンリングとシリンダーに隙間ができ圧縮が逃げてる場合がある。
その隙間からオイルが漏れオイル上がりの症状も出たりします。

確かに化学合成のオイルは良いのですが、1000キロほど走るとフィーリングが変わってしまったり、オイルがすぐに黒くなってしまいます。

また旧車によく使われているゴム素材などのバルブシールやガスケットは、当時の化学合成オイルが無かった時代のゴムなので、合成オイルに対応していなく
ゴムが浸食されます。
・ガスケットがコルクや厚紙を重ねたものが使われているエンジン
・ゴム製のオーリングが使われているエンジン
には薦められません。

その結果オイル漏れを起こす原因となってしまうのです。
なので旧車のオイルには、全ての化学合成油や半化学合成油が適さないわけでは
ないですが、鉱物油を使うのが無難です。

ガスケット類を対策品など新しい素材の物にすべて変更されているなら化学合成油をつかっていただいても問題はないです。
ショベル以前は鉱物油
エボ以降などは化学合成油が良いかと思います。

オイルの交換時期

3000キロまたは半年での交換が良いといわれています。
ただ早めに変える分には悪いことがないので、ロングツーリングなどの後には交換をしてあげたり、オーバーヒートしてしまった時なども交換が推奨されます。

オイルを交換しないとどうなる?

燃費が悪化するといわれています。オイルを交換しないと、
循環作用が低下します。低下することでエンジンの動きが悪くなり、
エンジンを動かすために余計な力を必要とするため、
ガソリンを多く使いガソリンの消費量が増えてしまうのです。

またオイルの洗浄力が落ち、エンジン内で発生する不純物を
除去することができず、エンジン内部に汚れが蓄積されてしまいます。

オイルの粘度が低下し、金属同士の摩擦が増えてしまいエンジン内部に
キズをついたり、異音が出る可能性もあります・

そのままの状態で走り続けてしまうと最悪の場合エンジンが焼き付きを起こす事も考えられます。
ハーレーの命であるエンジンがかからなくなってしまったり、オーバーホールが必要になってしまうのです。

最後に・・・

オイルには様々な種類や高級なオイルまであります。
一番は高級なオイルをこまめに交換することですが
自分の財布と相談しながら、一番納得できる期間、価格の物をチョイスして交換して頂くのが正解です。
ただ基本の3000キロまたは半年という所は必ず守っていただきたいポイントです。

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